大理石の黄変の除去方法


写真は大理石(ビアンコカラーラ)です。
サビで茶色くなってしまいました。
このように大理石が黄色く変色してしまっている
状況を見かけたことがある方もいるでしょう。

この黄変の原因は、大理石に含まれている鉄分が
サビとして発生するケースと大理石を貼る際に使う
ボンドに起因するケースの2つのケースが考えられます。

まずこのようなシミを除去するには、
中性タイプのマイクロクリーナーラストリムーバーを使います。

マイクロクリーナーラストリムーバーに配合されている
チヨグリコ酸アンモニウムがサビと反応し、
紫色に変化しているのが分かります。
このシミには鉄分のサビが含まれていたという
ことがわかります。

ただマイクロクリーナーラストリムーバーだけでは、
完全なシミの除去はできません。
マイクロシーラーステインリムーバー
漂白した状態が向かって左側の写真です。

弊社は25年以上石材メンテナンスを専門業務として
ビジネス展開をしていました。
当然、石材用の業務用洗剤を使用し、作業を行っていたの
ですが、残念ながら満足のいく商品がなかなか見つからず、
国内で入手できる海外の石材用クリーナーまで、
ありとあらゆる市販の洗剤を使用してみました。
結局、市販商品の限界を悟り、とにかくもっと良い
石材用洗剤を使いたいという一心で、いろいろな
ケミカルメーカーに直談判をし、オリジナル
クリーナーの開発に着手することになったのです。

弊社の商品開発の目的は、商品の販売ではなく、
あくまでも弊社で石材をよりきれいにすることが
本来の目的でした。それが、販売を目的とする
一般の洗剤メーカーと弊社との決定的な違いです。



クリーニング | No.376 新井田   2017/09/01(Fri) 16:18:36
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