古民家再生プロジェクト11(裏面処理施工の大切さ)

この写真は『古民家再生プロジェクト8(石張り時
に裏面処理を絶対に行うべき理由)』
の記事で
取り上げたものです。
白い石はマイクロシーラー水性インナーガード
全面に塗布した御影石で、黒っぽい石が未施工の
ものです。黒くなっているのは水を撒いたからでは
なく、晴れた日が何日続いてもほぼこの状態のまま
です。

ただ、白黒のコントラストはわかりますが、白い
御影石のビフォーの写真がないため、インパクトに
欠けるというご指摘を受け、黒い石を一旦撤去し
乾燥させ、水性インナーガードを全面に塗布し
乾いたところでまた元の状態に戻した写真が
こちらです。

黒っぽかった石が、元の白い色に戻りました!
水をかけても色は変わりません。
水性インナーガードにより裏面からの水の侵入を
防ぎ、本来の御影石の白さに戻ったのです。

この美観の維持が一時的なものであれば施工する
意味はありませんが、去年夏に施工していまだに
元の白さをキープしている状態を見ていただければ、
水性インナーガードを施工することにより長期間に
わたり美観維持が可能ということが実感できると
思います。

水性インナーガードは無機100%なので、石材内部に
浸透しほとんど劣化することはありません。
石材内部に保持されたままなので、おそらく10年以上
(未来永劫?)この状態がキープできるはずだと私は
確信しています。

石を張るのであれば、水性インナーガードを塗らない
理由はないでしょう。
前回もお伝えしましたが、この大切な情報を、石材に
携わるあらゆる業種の方がわかっていないという
恐ろしい現実があるのです。



コーティング  2019/04/17(Wed) 10:18:47
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