ガラスコーティング剤の性能をチェックできる2つの方法
最近はいろいろなコーティング剤が開発・販売されており、
一体どれを選んで良いものかとあれこれ悩んでしまう方も
多いかもしれません。
数あるコーティング剤の中でも最近特に車やフロアー用として
ガラスコーティング剤が人気ですが、その中でより性能の高い
コーティング剤をチョイスするための、2つの重要なポイント
をお伝えしたいと思います。

初めに、ガラスコーティング剤の定義について説明します。

ガラスコーティング剤とは?

ガラスコーティング剤とは、一言で言うとケイ素化合物
(シランやシロキサンなど)が主成分のコーティング剤を
指します。(シリコーンもケイ素化合物の仲間ですが、
コーティング剤の種類にはシリコーン系コーティング剤という
ものがあるので、ここでは省きます)
コーティング剤の中にケイ素化合物が多少でも配合されていれば
ガラスコーティング剤であると主張しても間違いではありません。
ただし90%以上ケイ素化合物のコーティング剤と、ケイ素化合物が
10%にも満たないようなコーティング剤では、性能に大きな差が
出てきます。

そこで、ガラスコーティング剤をチェックする上で
重要なポイントのひとつがSDSです。

①SDSをチェックする

SDSは安全データシート(Safety Data Sheet)の略で、
すべてのコーティング剤にはこのSDSが付属しています。
もしお目当てのガラスコーティング剤のSDSがネット上で
入手できないようなら、メーカーや販売店に問い合わせると
送ってもらえます。ガラスコーティング剤を購入する際には
SDSを必ずチェックしてください。
その中で特に確認していただきたいのが成分です。
成分を見れば、おおよその性能がわかります。
成分中のケイ素化合物の配合比が90%以上であれば、間違いなく
本物のガラスコーティング剤であり、耐久性も十分高いでしょう。
もしケイ素化合物の配合比が20%以下あるいは配合比が記載
されていない場合は、性能は知れているか、かなり怪しい
ガラスコーティング剤であると判断して間違いありません。
中には「SDSは企業秘密のため開示できない」などとうそぶく
メーカーもあります。そんなコーティング剤は怖くて
使いたいと思いませんよね。

弊社のセラミックガードのSDSはこちらです。
./image/1540261385_023.pdfPDFファイル



②公共試験データの有無と性能のチェック

ガラスコーティング剤を選ぶ際の2つ目のチェックポイントは
公共試験データです。
皆さんが車や家電を購入するとき、一目惚れは別として
お目当ての商品と他社商品との性能を比較検討するために
カタログに記載された数値(データ)を見る方がほとんど
ではないでしょうか。
当然ガラスコーティング剤も他社商品と比較検討するために
第三者機関による公共試験データを開示すべきであることは
言うまでもありません。ところが残念なことに、ガラス
コーティング剤のメーカーの中で公共試験データを開示している
メーカーは非常に少ないのが現状です。
もしガラスコーティング剤をお探しであれば、少なくとも
公共試験データを開示している良心的なメーカーのものを
選んでいただければと思います。
そもそも公共試験データもないような、あるいは開示されて
いないようなガラスコーティング剤が果たして良い商品なのか
甚だ疑問です。

弊社マイクロシーラー製品の公共試験データは
電子ブック形式でこちらから確認することができます。
https://stonemaster.net/e-book/FLASH/index.html


このように、ガラスコーティング剤の良し悪しを判断するには、
SDSと公共試験データをチェックするだけで十分なのです。
どんなに美辞麗句を主張しているコーティング剤であっても、
SDSと公共試験データを見れば性能を正確に把握することが
できるのです。



その他  2018/10/23(Tue) 10:13:21
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